Gretchen Parlato at Cotton Club

初来日のGretchen Parlatoのステージを二晩観てきました。1stアルバムは穏やか系ボサノバ風味だったけど、経歴見ても他アーティストのアルバムにゲスト参加している曲を聴いてもジャズのほうが本領発揮じゃんと思っていたところ、今回のバックはギター抜きのピアノトリオ構成。これは期待してしまう。
1stアルバムと今後出る予定の2ndアルバムの曲を中心とした構成でしたが、ギターレスなのでボサノバのリフもエレピが担当。一味違ってとても良い感じでした。CD聴くより何十倍も美しい歌声に心底癒されました。東京公演8ステージぜんぶ聴きたかった。

Gretchen Parlato (vo), Aaron Parks (p), Alan Hampton (b), Justin Brown (ds)

★★★★★

Being There /Tord Gustavsen Trio
遅ればせながらTord Gustavsen Trioの新作を買いました。
前作、前々作が好きなら間違いなくお勧め。相変わらずのストイックなロマンチストぶりが気持ちよいです。
自宅でじっくり聴いていると、途中で飽きちゃったりもしましたが、通勤用としてはかなりいけます。周りがどうであれ半径30cm以内(狭!)は抑制の効いた静謐な空気に満たされます。本人はともかくドラムやベースはこれで楽しいのか?と心配になるような落ち着いた世界というか。
今回のジャケットもいかにもECM的な美しさで◎

それにしても彼がSilje Nergaardのバンドから離れたのは残念です。最強のコンビネーションだったんですけどね。なんて思ってたらAnna Maria Jopekの最新作"ID"に2曲参加してますね。微妙な感じですが。
Anna Maria JopekにはLeszek Mozdzerみたいなタイプの天才肌がしっくりくるような。

★★★★☆


Being There
Being There
Tord Gustavsen Trio →amazonで試聴

Plumb /Jonatha Brooke
「線が細く芯の強い」米国の知性派女性シンガーソングライターJonatha Brooke。
とにかく声が魅力的ですね。そしてまさにその声にうってつけの曲調。
どんな風にいいのか、さっきから考えてるけどどうしても説明できない。
ぜひ試聴してみてください。

このPlumb(1995年)は、Jennifer KimballとともにThe Storyというフォークデュオ的な活動をしていたJonathaがソロに転向した最初のアルバムです。が、クレジットには"& The Story"と入っているのが謎。
The Storyでのアコースティックでフェミニンな世界に比べ、渋みの増したカッコイイ曲が増えてます。なかでも"Inconsolable"や"West Point"はかなりの名曲かと。

あと、もうすぐ(4/3)リリース予定の新譜"Careful What You Wish For"の中の"Hearsay"って曲もかっこよさそうです。
新譜に合わせてリニューアルされたオフィシャルサイトで試聴可能。
http://www.jonathabrooke.com/

★★★★☆


Plumb
Plumb
Jonatha Brooke & the Story →amazonで試聴


Fly Away /Corrinne May
本日はシンガポール出身のCorrinne May。
タイトル曲"Fly Away"のPVを観て一発で惹かれました。あまりにもオーソドックスなバラードですが妙に心に響きます。
あのDavid Fosterに見出されたという経歴だそうで、どうりで聴きやすいなといった感じ。多少鼻にかかった声ですが、透明感があって親しみが湧きます。シンガポールの人にしては英語が非常にきれいですね。以前シンガポールのプログラマー数人と一緒に仕事をしたときは発音言い回しすべてが独特で苦労したけど、なんか全然違う。"〜ラぁ!"とか語尾に付かないし。。

美人ではないかもしれないけど、なんだか感じのいいお姉さんといったルックスで、何故かリリースする国毎にジャケットの雰囲気を変えてるところがおもしろい。というか買うときにどこ盤買うか迷います。
↓のジャケットも自分が買ったやつと違うし。

★★★☆☆

Fly Away
Fly Away
Corrinne May →amazonで試聴


↓でも全曲試聴可能
www.corrinnemay.com/
Neighbourhood /Manu Katche
リーダー作としての前作"It's About Time"は彼自身のボーカルのせいか、なかなか淡泊なかっこよさでした。
こちらはMarcin Wasilewski, Jan Garbarek, Tomasz Stanko, Slawomir Kurkiewiczと組んだJazz畑アルバム。レーベルはECM。
結構批判的なレビューも多いけど、批評家が退屈呼ばわりするアルバムって個人的には好きなの多いから試聴せずに購入。
聴いてみたところ、Marcin Wasilewskiだけでも気持ちよくて満足です。
淡々と美しい曲調がひたすら続きます。

ただ、ECMと思って聴くとあまりに普通すぎてなんじゃこりゃ?だし、Tomasz StankoやJan Garbarekに期待して聴いても肩すかしくらってあーあというのも分かるような。。あとドラム/ベースはフュージョンぽく聴こえてちょっと興ざめ。

まったく邪魔にならない音。でも、単なるBGMではなくてゆったり浸りながらついつい聴きこむ感じ。Mark Ishamの"Blue Sun"とかに近いかな。
ただしManu KatcheのドラムはPeter Gabrielとのプレイの方が断然好きですね。今回はドラマーとしてよりコンポーザーとしての功績大。
リズム隊以外はとっても心地よくおすすめな音楽。

★★★☆☆


Neighbourhood
Neighbourhood
Manu Katche →amazonで試聴
pod rzesami /Dorota Miskiewicz
Anna Maria JopekのライブDVDを見ていて、異様に渋いアルト奏者Henryk Miskiewiczが印象に残りました。さっそく彼についてあれこれ調べていたところ娘さんのアルバムを発見。Anna Maria Jopekのバックも務める妹分的存在だそうで即購入。これが実によいです。
基本的にはAnna Maria Jopek路線をポップよりにした感じで、渋さはないけれどポーランド語の美しさを堪能できる美声&美メロ系ですね。ポーランドのしっとり系ガールポップとも言えるかも。ときおり出てくるCharlotte Gainsbourgみたいなフレンチポップス風囁きヴォイスもキュート。音はなかなかかっこいいです。一曲目のベースなんかかなり。曲によっては意外にLaura PausiniっぽくもあるのでLauraファンにもお勧めですね。
※文字化けするので人名のスラブ語系特殊記号は無視。

★★★★★


pod rzesami
pod rzesami
Dorota Miskiewicz
Trio /Marcin Wasilewski, Slawomir Kurkiewicz, Michal Miskiewicz
Anna Maria Jopek, Tomasz Stanko周辺のピアニストということでMarcin Wasilewskiのトリオを買ってみたところ非常によい感じ。
硬質かつロマンチックなタッチ。多少ベタなメロディも見事に品よく奏でます。全編に渡りストイックな抑制が効いているので上質なBGMとしてもとても気持ちいい。Lyle Maysのピアノトリオ作品などが好きな人にもお勧め。
しかしノルウェー同様ポーランドの人も名前が読めないし覚えられないけど、ほんと美しい音楽つくりますね。妙にセンスよすぎ。
というわけで近頃はポーランド方面を漁っています。

★★★☆☆

Trio
Trio
Marcin Wasilewski, Slawomir Kurkiewicz, Michal Miski
 →amazonで試聴

Secret /Anna Maria Jopek
今回はポーランドの歌姫Anna Maria Jopekです。ジャズとポーランドの民族音楽の融合のようなトーンが多かった彼女もこのアルバムはかなり普通。全曲英語だし!さらにStingやVan Morisonのカバーまで入っていて少々拍子抜けでした。が、彼女のアルバムで最後までリラックスして心地よく酔えるのは初めてかも。これまではめちゃカッコイイ曲もあれば民族音楽色が強すぎて聴きにくいものもあるといった感じで、Annaの個人的評価は一定してなかったから。
Pat Methenyとのコラボレーションであまりに有名な"Upojenie"("ウポイエニェ"読みにくい。。)が今でも最高峰だとは思うけど、この"Secret"も間違いなく愛聴盤になりそうです。
ちなみに最新作"Niebo"は未確認。曲名からすると従来の母国語ワールドか。

★★★☆☆

Secret
Secret
Anna Maria Jopek
The Triangle /Arild Andersen
ECMの北欧系ベーシストArild Andersenのトリオ作品。
ピアノのVassilis Tsabropoulosが素晴らしい演奏をしています。ギリシャのクラシック畑の人だそうで、2曲目のラヴェルのPavaneなどはクラシックとジャズの間で気持ちよく揺らいでますね。
もちろんベーシストArild Andersenのリーダーアルバムでもあり実験的で硬質な彼のベースソロもフューチャーされていてクール。
ベースとピアノの絡み具合はどことなくHelge Lien Trioにも通じるところあり。
肩のこらない気持ちよい音楽。しかもどの音も美しくかっこいい(かなり幼稚な表現か)。さり気なく聴ける。何度でも聴ける。そんなわけで通勤時は迷ったらこれを聴いています。

★★★★☆

The Triangle
The Triangle
Arild Andersen 試聴amazonで試聴

Shining On You /Viktoria Tolstoy
久々の更新。今回はViktoria Tolstoyのアルバムです。
ロシアの文豪トルストイの曾々孫にあたるとやらの才媛でジャズベースでポップスも演るあたりはSilje Nergaardにも通じるところあり。
この"Shining on You"は、そのポップスよりの方。ジャズ出身ならではの渋めな大人のポップスに仕上がっています。タイトル曲の"Shining on You"や"Foreverly"は実際にSilje Nergaardみたいな瞬間がありますね。"Foreverly"は"This is not America"かと思った。この人はスウェーデンの人なんだけど、やはりスカンジナビアン系の色なんだろうか。

全ての曲がレベルの高いポップスに仕上がっていますが、個人的には"Wonder Why"の切なさが無性に好きです。
楽曲としては「ありがち」で没個性な感じですが、彼女の歌と、それに絡むウッドベースの音が木訥として泣けます。

現在amazon.co.jpにて最新アルバムを注文中。すごく楽しみです。
彼女のオフィシャルサイトhttp://www.viktoriatolstoy.com/にていくつかサンプルが聴けますので、宜しければぜひ。
暑苦しくない軽めのジャズヴォーカル好きな方には特にお薦めです。

★★★★☆


Shining on You
Shining on You
Viktoria Tolstoy
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